こんにちは。ココです。今日は音読についてお話しようと思います。音読は自分の英語力を1つ上に押し上げるのに不可欠です。これからの英語勉強生活のお供に持って行ってください。
1. いろんな英語に関する悩み
- 「英語を勉強してるのに、全然話せない…」
- 「読むと理解できるのに、リスニングで聞き取れない…」 という悩み、ありませんか?
2. なぜ“音読”が効果的なのか?
- インプット→アウトプットの橋渡しになる
音読をする中で繰り返し同じ単語やフレーズに出会い、自分の中にインプットされます。インプットされるだけではなく、体(口と耳)を使うことで自分の言葉として取り入れ、アウトプットできるようになります。
- 脳と口をつなぐトレーニングになる
- ネイティブのリズムや発音に慣れる
自分で発音できない単語は聞き取ることができませんよね。反対に発音できれば聞き取れるようになります。
3. 実体験・成功例(私自身の話 生徒の例)
私自身の実体験
英語は勉強するだけ伸びやすい教科だとよく聞きますが、あるところに来ると伸びにくくなってきます(伸びにくく感じる時期は人それぞれです)。英検準1級を目指していたので、リーディング、スピーキング、リスニング、ライティングそれぞれ必要だったのですが、私は特にスピーキング、リスニングにつまずいてしまいました。そんな状況から救ってくれた勉強法がひたすら音読をすることです。
なぜそのことに気づけたかというと、『シャドーイングと音読の科学』(岡田昌司 著)という本を読んだからです。大学の先生に勧められて読みました。オーバーラッピングやシャドーイングなんて音読練習、私には関係ないと思っていましたが、ものすごく高い英語力を求めてはいない人にも役立つ勉強法だと、本を読んでから感じました。
すぐに効果がわかりやすく感じられるわけではないかもしれませんが、私の場合は、2週間もすると、リスニングがぐっと聞こえやすくなっていることに気づきました。スピーキングに関しては、英語のリズムをつかむことができるようになったので、ネイティブの話し方に近づくことができたと自分でも感じました。リーディングとライティングには悩んでいなかったので私自身は大きな効果を実感したわけではありませんが、効果を発揮することは間違いなしです。
生徒の実体験
音読を授業に取り入れると、生徒たちはたいてい嫌がりますが、効果は着実に出てきました。私の授業では以下で述べる音読のステップを何度も繰り返した後、音読に使った英語を日本語から英語(穴埋め)に直す訓練をします。その翻訳もどきの力が上がってきました。私から目に見えて成長を感じたのは今のところこれだけですが、生徒たちからは、リーディングが楽になった!リスニングで聞こえてくる割合が増えた!などの報告をしてくれます。
4. 音読のやり方・おすすめステップ
ステップ1:スクリプトの単語や文構造でつまずくところがなくなるまで理解する
音読前の下準備として必要不可欠です
ステップ2:ゆっくり声に出して読む
ステップ3:オーバーラッピング
(オーバーラッピング(overlapping)とは、英語の音声を流しながら、まったく同じタイミングで音声に重ねて自分も声に出して読む練習方法です。意味取ができるようになるまでを目標にするといいです)
ステップ4:シャドーイングにも挑戦(できたら)
シャドーイング(shadowing)は、英語の音声を聞きながら、1〜2語遅れてそのままマネして声に出す練習方法です。まるで「音の影(shadow)」のように、後を追いかけるイメージです。最終的にスクリプトを見ずにやってみよう
ステップ4シャドーイングは少し難易度が高いなと感じる人は、ステップ3まででOKだと思います。
5. よくある質問
- 「音読しているのに上達しないよ」・・・音読は日々の勉強にプラスアルファするイメージです。やはり日々の単語の暗記や、文構造を取る訓練、自分で考えて話す練習などは必要です。これらの勉強に音読を付け加えるととても大きな効果を生むので、頑張ってみてください!4技能それぞれの勉強法はまたこれから発信しようと思います。
- 「恥ずかしくて声に出せません…」・・・→人が聞いていると思うと恥ずかしいですよね。一人の時間をなるべく作るのが一番良いですが、できないときは口の中でつぶやくだけでも大丈夫です。たまには普通の音量で音読をして自分の発音を確かめることも必要ですが、小さくても、声に出すことが重要です
6.まとめ
- 音読は地味だけど、効果は絶大
- 音読は“筋トレ”。プラスアルファとして続ければ確実に4技能全体の力になる
- 毎日の積み重ねが口から英語を出す力を育てる!
最後に・・・メンタル的な話
英語に限らず、勉強で1番難しいことは続けることです。スケジュールを決めて決心したことでも、何日か経つと熱が冷めてしまって、やる気が起きなくなってしまった経験はありませんか?その解決策として、やる気がなくても行動に移すことを続けていると、それが習慣になって、努力を苦に感じなくなります(無理やりですが)。私自身、面倒だけど、絶対にたどり着きたい目標があるとき、習慣になるまでは耐えます。その後は、成果が出てくるのを待つだけです。毎日できなくても、また始めることができればOKです。これを読んでくれたあなたは自分に厳しい方だと思いますが、厳しい部分と、甘い部分のバランスをうまくとって一緒に頑張りましょう!
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